高精度・高信頼性の検査
腰椎や大腿骨といった「骨折リスクが高い部位」を直接測定でき、わずかな骨量の変化も正確に把握することができます。治療の必要性、骨密度の改善度合い、薬の効果などを具体的に評価可能な検査です。
DEXA法 -骨密度検査-
健やかな人生を過ごすために
骨粗しょう症リスクを知る。
高精度DEXA法で骨の健康チェック。
あなたは大丈夫?
ひとつでも当てはまる方は
骨密度の低下が進んでいる
かもしれません!
骨粗鬆症(骨粗しょう症)とは骨の密度が減り骨が脆く折れやすくなる病気です。
特に高齢の女性に多く見られ、放っておくと腰や背中が曲がってしまったり
わずかな転倒やくしゃみ、重い物を持っただけでも骨折するリスクが高まります。
骨粗しょう症は、男性よりも女性に圧倒的に多い病気です。
その理由は 女性特有の身体のしくみやホルモンの変化が大きく関係しています。
女性は生まれつき骨格が小さく筋力も弱く、妊娠授乳期には多くのカルシウムを必要とするため、カルシウム不足になりやすく、閉経後には女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少します。
骨代謝にはエストロゲンが深く関係しているため、欠乏すると骨粗しょう症の状態になります。
40歳頃から骨量が減少し、閉経を迎える50歳頃から急激に骨密度が下がり骨粗しょう症になる方が増加し、70歳代では、女性の2人に1人が骨粗しょう症であるといわれています。
骨粗しょう症は自覚症状がほとんどなく進行するため、気づかず放置すると
転倒や圧迫骨折により「寝たきり」や「要介護」に繋がる可能性があります。
でも、早めに見つけて対策すれば進行は防げます。
定期的な骨密度検査が
将来の健康寿命を延ばすカギ
になります。
骨密度を正確に測定するための
最も信頼性の高い検査です。
DEXA(デキサ) Dual Energy X-ray Absorptiometry
微量のX線を使って骨の密度を精密に測定する方法です。
世界中で骨粗しょう症診断のスタンダードとなっており医療ガイドラインにも推奨されています。
腰椎や大腿骨など骨折リスクの高い部位を中心に、
高精度かつ身体への負担を抑えながら正確な検査ができるため、骨粗しょう症の診断に欠かせない検査です。
腰椎や大腿骨といった「骨折リスクが高い部位」を直接測定でき、わずかな骨量の変化も正確に把握することができます。治療の必要性、骨密度の改善度合い、薬の効果などを具体的に評価可能な検査です。
DEXA検査はベッドに寝ているだけで完了する非侵襲的(痛みのない)検査です。所要時間は5~10分程度で、検査中は動かずに横になっているだけでOK!患者さんへの負担が少なくリラックスして受けられます。
DEXA検査で使用されるX線は、非常に微量であり被ばく線量はレントゲンの10分の1以下です。安全性が高く、継続的に受けることができるため治療経過のモニタリングにも有効な検査です。
検査で得られるTスコア(骨密度数値)は、将来的な骨折リスクの指標となります。骨折の可能性を早期に把握でき予防策を講じることができるため寝たきり・介護状態の予防にもつながる、健やかな未来のための検査です。
DEXA検査の結果は数値で表されるため治療ガイドラインに基づいて判断でき年齢や性別、人種ごとの基準と比較可能です。また、数値化されることで医師と患者さま双方にとってわかりやすい指標になることも特徴です。
投薬治療や栄養・運動療法などを行っている場合もDEXA検査によって経過を数値で確認できます。骨密度の改善が数値で見えることで、治療方針の継続・見直しに活用でき、患者さまのモチベーション維持にも効果的です。
当院へ初めてお越しになる方は、受付に健康保険証と、紹介状をお持ちの場合は提出してください。
お身体の状態を確認するために医師が診察を行います。
DEXA検査を受ける前に、問診票をご記入ください。
安全に検査を受けていただくために更衣室で検査着に着替えます。
検査室で検査を受けます。検査時間は10分程度です。
必要に応じて血液検査を並行して行います。
検査結果を医師より説明いたします。
原則として検査当日に結果を説明いたしますが、血液検査の結果説明は数日後になるため、そちらと一緒に説明させていただく可能性があります。
次のような方は検査を受けられないことがあります。
必ずスタッフに申し出てください。
下記に該当する方も検査の実施が
難しい場合があります。
事前に医師またはスタッフへご相談ください。
DEXA法は被ばく量が少ない安全な検査ですが、妊娠中の方、妊娠の可能性のある方は、胎児への影響を避けるために検査を控えていただいております。また、腹部にペースメーカーが入っている方、検査対象部位に人工関節や金属が入っている方も検査を受けることができません。
当院の骨密度検査は腰椎(背骨)と大腿骨(足の付け根)で計測します。高齢者が骨折を起こしやすいこの2か所で診断する方法が最も標準的です。
いいえ、痛みや不快感はありません。
10分程度の短時間の検査です。
医師の診察の結果の後、検査の予約を取らせていただきます。空きがあれば同日検査を行うことが可能ですが、混雑状況により別日になる可能性があります。